HTMXを使ったSPAの構築: 初期データの表示

はじめに

この記事では、強力なHTMXライブラリを使ってSPA(シングルページアプリケーション)を構築する方法を探っていきます。HTMXは、複雑なJavaScriptを書く必要なく、HTMLに直接AJAXやその他の高度なブラウザ機能を追加できる素晴らしいツールです。このHTMXシリーズの最初の部分では、初期のインデックスビューを設定し、ダミーの記事一覧を表示する方法に焦点を当てます。

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インデックスビューの設定

動画では、実際のHTMXコンテンツは次回のレッスンで扱うことを説明し、現在の焦点は、ダミーのデータを表示するためのインデックスビューを詳しく説明することです。ダミーデータは’articles.js’ファイルに格納されており、ID、タイトル、本文を持つ記事オブジェクトの配列をエクスポートしています。’articles’データをインデックスビューで使用できるようにするために、ルートファイルでビューをレンダリングする際にプロパティとして渡されます。

記事一覧の表示

インデックスビューでは、’article-list’クラスの新しいdivが作成され、記事一覧を格納するためのスペースが確保されます。記事一覧の描画を処理する’list.pug’と呼ばれる新しいパーシャルビューが作成され、インデックスビューに含まれます。’list.pug’ファイル内では、’articles’配列をループ処理し、各記事のタイトル、本文の一部、’詳細を表示’ボタンを表示しています。

パーシャルビューを使うことで、インデックスビューをクリーンで整理された状態に保ち、記事一覧の機能を他のアプリケーションの部分でも再利用できるようになります。’list.pug’ファイルのループにより、すべての記事が表示され、それぞれのタイトル、本文の一部、’詳細を表示’ボタンが表示されます。

レスポンシブデザインの考慮事項

レスポンシブWebデザインの専門家として、記事一覧が視覚的に魅力的で、モバイル端末にも最適に表示されるよう確認することが重要です。これを実現するには、デバイスの画面サイズに応じてレイアウトとスタイルを調整するためのCSSメディアクエリを組み込むことができます。例えば、小さな画面では1列レイアウトで、大きな画面ではグリッドレイアウトを使うといった具合です。

また、記事本文の抜粋が利用可能な空間に収まるよう最適化することも重要です。これには、抜粋の長さを制限したり、省略記号を使ってフル記事が利用可能であることを示したりするといった対策が考えられます。

まとめ

この記事では、HTMXを使ってインデックスビューを設定し、記事一覧を表示する方法を見てきました。パーシャルビューを活用し、記事データをプロパティとして渡すことで、SPAの構造をクリーンで整理された状態に保っています。次回のこのシリーズでは、ユーザーインタラクションの処理や、ページ全体の更新なしでコンテンツを更新する方法など、HTMXの詳細な機能について掘り下げていきます。

主なポイント:

  • HTMXを使うと、HTMLに直接AJAXやその他の高度なブラウザ機能を追加できる
  • インデックスビューは、ダミーの記事一覧を表示するように設定されている
  • 記事一覧の描画はパーシャルビューで処理される
  • さまざまなデバイスでの良好なユーザー体験のためには、レスポンシブデザインの考慮が重要
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